大崩壊と土石流

bousai07多良木町槻木、湯の原川流域
H17年9月5~6日に九州を横断した台風14号は熊本県南でも総雨量450mmの大雨をもたらし、槻木の湯の原川流域では多くの斜面崩壊と土石流が発生した。写真は最も大きな斜面崩壊で湯の原川本流までの比高差240m(延長400m)を崩土が土石流となって流れ下っている。

 

津波石

bousai06横島町横島山下
寛政4年(1792年)の雲仙普賢岳の火山活動に誘発されて眉山の東斜面が大崩壊を起こし、その土砂や岩屑が有明海に流入して大津波が発生した。約30分後には肥後側の海岸に津波が押し寄せ、津波が到達した場所にはその印として津波石や波先石が点々と残っている。

 

内牧遊水池

bousai05阿蘇市内牧
五岳やカルデラ斜面に降った雨水や湧水は黒川に流れ込み、立野火口瀬で白川と合流していて自然がつくったジョウゴのような流域形状を成す。洪水や雨水を一時的に貯留して出水量が最大になるピーク時の流量を調整する遊水地池が設けられた。

頁岩層の地すべり性崩壊

bousai04上天草市(旧姫戸町)姫浦
中生代白亜紀の姫浦層群の頁岩層からなる法面で平成12年3月15日に発生。完成後19年経った吹付法面が崩壊した。降雨の少ない時期に崩壊が発生したことから、切土後の岩盤の緩みや風化の進行、降雨時の地下水上昇等によるクリープ性の地すべり性崩壊と考えられた。

 

溶結凝灰岩の落石

bousai03甲佐町小鹿
平成13年7月6日、県道に面する吹付法面の上方に分布する阿蘇溶結凝灰岩の急崖から最大径1mの落石が多数発生した。短時間ではあるが台風並みの暴風雨が吹き荒れ、溶結凝灰岩の割れ目に根を張った樹木が揺すられ崖面を緩ませ落石が発生したと考えられる。 落石は、地震や暴風で発生することが多い。

 

土石流被害

bousai02_1阿蘇市(阿蘇町)徳仏川
平成13年6月29日、集中豪雨により徳仏川で土石流が発生して民家が半壊し、県道149号線が全面通行止めとなった。日頃は殆ど表流水のみられない水無川であるが、集中豪雨により上流域の阿蘇外輪山斜面で斜面崩壊が発生し、崩壊土石が土石流となって流れ下った。

 
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